佐渡を訪れた人たち(「図説 佐渡島」)

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「新潟日報 平成25年1月25日」
来島の文化人 (1)(新潟日報 平成25年1月25日)
来島の文化人 (2)(新潟日報 平成25年1月25日)

「同上テキスト」
■「山本家を訪れた主な文化人・研究者」

・1810(文化7)年 7月 亀田鵬斎(漢学者·書家)
・1882(明治15)年 11月 青山鉄槍(漢學者)
・1899(明治32)年 7月 尾崎紅葉(小說家)
・1901(明治34)年 10月 巌谷一六(書家)
・1905(明治38)年 高村光雲(彫刻家)
・1907(明治40)年 11月河東碧梧桐(人)
・1908(明治41)年 6月 小林存(新潟新聞記者·民俗学者、新潟市)
・1909(明治42)年 5月 会津八一(歌人・書家、新潟市)
・1914(大正3)年 6月 井上円了(哲学者、長岡市出身)
・1916(大正5)年 7月 嚴谷小波(童話作家・作人)
・1920(大正9)年 8月 鳥居龍藏(考古学·人類学·民俗学者)
・1921(大正10)年 8月 萩野由之(歴史学者、佐渡市出身)
・1922(大正11)年 8月 原宏平(歌人・書家、新発田市)
・1924(大正13)年 7月 大町桂月(文芸評論家・歌人)
・1925(大正14)年 10月 相馬御風(歌人、糸魚川市)
・1926(昭和元)年 8月 内藤鋠策(歌人、長岡市出身)
・1933(昭和8)年 6月吉井勇(歌人)小杉放庵(画家)
・1934(昭和9)年 5月 山岡莊八(小說家、魚沼市出身) 5月 松瀬青々(俳人) 7月 瀧川政次郎(法制史学者)
・1935(昭和10)年 6月 西沢笛畝(日本画家:人形收集家)
・1936(昭和11)年 4月 鈴木棠三(国語学者) 7月 柳田国男(民俗学者) 8月 藤田德太郎(民謠研究家)
・1937(昭和12)年 5月 倉田一郎(民俗学者) 7月 桑山太市(民俗芸能研究家、柏崎市) 8月 平塚運一(版画家)
・1938(昭和13)年 10月 岡本唐貴(洋画家)山上嘉吉(洋画家)
・1939(昭和14)年 8月佐木八郎(国文学者・早大教授、佐渡出身)
・1941(昭和16)年 4月 町田嘉章(民謠研究家) 11月 佐藤吉太郎(良寛研究家・俳人、出雲崎町) 11月 富川潤一(画家、長岡市出身)
・1942(昭和17)年 5月 青野李吉(文芸評論家、佐渡市出身)
・1944(昭和19)年 6月大亦觀風(日本画家)
・1946(昭和21)年 8月 植村清二(東洋史学者・旧制新潟高教授) 9月 折口信夫(民俗学者・歌人・国学院大教授)
・1947(昭和22)年 11月 村山古郷(俳人)
・1948(昭和23)年 7月 小川千甕(画家,作人) 7月諸橋輸次(漢学者、三条市出身) 8月 渡辺慶一(鄉土史家、上越市) 10月 高野素十(俳人・新潟医科大教授)
・1949(昭和24)年 8月 津田青楓(画家·随筆家)
・1950(昭和25)年 6月 亀井勝一郎 (文芸評論家)
・1951(昭和26)年 7月小葉田淳(歴史学者·京大教授)
・1952(昭和27)年 3月菊田一夫(劇作家·古関裕而(作曲家) 6月 林大(国語学者) 7月 駒井和愛(考古学者·東大教授) 7月 石川謙(教育史学者·御茶水女子大教授)
・1953(昭和28)年 2月 井上靖(小說家) 5月 伊東多三郎(歴史学者、長岡市出身) 小村弌(歴史学者、新潟大教授) 8月 本田安次(芸能研究者・早大教授) 10月 有田八郎(外相、佐渡市出身、山本家親戚)
・1954(昭和29)年 4月 近藤日出造(風刺漫画家) 5月 丹羽文雄(小說家)源氏鵝太(小說家)河上徹太郎(評論家) 7月 柳原白蓮(歌人) 10月 松岡讓(小說家、長岡市出身)
・1956(昭和31)年 6月 中村草田男(俳人) 7月 小林秀雄(文芸評論家)今日出海(小說家) 8月西角井正慶(国文·民俗学者·国学院大教授)
・1957(昭和32)年 3月 加藤楸邨(俳人) 、7月リチャード・M・ドルソン(民俗学者·米国インディアナ大教授) 9月平林たい子(小說家) 10月 吉野秀雄(歌人・書家)
・1958(昭和33)年 4月 篠田悌二郎(俳人·「野火」主宰) 10月 宮本常一(民俗学者)藤田亮策(考古学者·元京城帝大教授、見附市出身)
・1959(昭和34)年 8月 金田一春彦(言語学者) 8月渋沢敬三(民俗学者·元蔵相)中川成夫(考古学者、長岡市出身)
・1960(昭和35)年 8月 和歌森太郎(民俗·歴史学者·東京教育大教授)
・1961(昭和36)年 5月 川端康成(小說家) 10月 川口松太郎(小說家·劇作家) 曾野綾子(小說家)
・1963(昭和38)年 6月 石川達三 (小説家) ?月草柳大蔵(評論家) 9月岸田稚魚(俳人)
・1964(昭和39)年 5月 野田宇太郎(詩人)
・1965(昭和40)年 6月 深田久弥(随筆家・登山家)槇有恒(登山家) 中河与一(小説家)
・1966(昭和41)年 2月 上田三四二(歌人・小説家・医師) 7月阿部知二(小説家・英文学者)8月ギタ・レプシウス(ドイツの人形芝居研究家)
・1968(昭和43)年 8月 武井武雄(童画家・郷土玩具研究家)
・1969(昭和44)年 4月尾崎秀樹(評論家)  5月サンジュスト・エミー(オランダの能楽研究家) 6月阿川弘之(小説家)遠藤周作(小説家)三浦朱門(小説家)
・1971(昭和46)年 4月 五来重(民俗学者・大谷大教授) 5月海音寺潮五郎(小説家)大庭さち子(小説家)緑川玄三(作家・三条市)8月松本健一(北一輝研究家・評論家)
・1973(昭和48)年 10月渡辺綱也(方言研究家・新大教授)
・1975(昭和50)年 7月竹森一男(小説家) 7月清水甚吉(俳人・小説家)8月 臼田甚五郎(民謡研究家・国学院大教授) 12月松山善三(脚本家・映画監督)
・1976(昭和51)年 6月 大久保正(本居宣長研究家・国文学研究資料館 7月水上勉(小説家)
8月ドナルド・キーン(日本文学研究家) 9月市古貞次(国文学研究資料館長) 10月司馬遼太郎(小説家)
・1977(昭和52)年 2月大島建彦(民俗学者・東洋大教授)
・1978(昭和53)年 5月 永六輔(タレント)
・1979(昭和54)年 7月目崎徳衛(国文学者・聖心女子大教授、小千谷市出身)
・1980(昭和55)年 6月青野聰(小説家) 7月渡辺秀英(漢学者・良寛研究家、新潟市) 10月朝尾直弘(日本史学者・京大教授)大山喬平(日本史学者・京大教授)11月 桜井徳太郎(民俗学者・駒沢大学長、長岡市出身)
・1981(昭和56)年 7月 日野資純(国文学者)
・1983(昭和58)年 4月能村登四郎(俳人・「沖」主宰)
・1984(昭和59)年 5月 堀口星眠(俳人・「橡」主宰) 7月神作光一(国文学者・歌人・東洋大学長)
・1985(昭和60)年 9月尾形仂(国文学者・成城大教授)
・1986(昭和61)年 7月諏訪春雄(近世文学・芸能史研究者・学習院大教授・新潟市出身)11月倉本聰(脚本家)
・1987(昭和62)年 10月木下順二(劇作家)
・1988(昭和63)年 7月 山口誓子(俳人) 10月村松友視(エッセイスト)
・1990(平成2)年 4月 上田五千石(俳人・「畔」主宰) 8月吉村昭(小説家)・津村節子(小説家)
・1991(平成3)年 3月 所功(宮廷法制史学者・京都産業大教授) 6月ジェーン・マリー・ロー(人形芝居研究家・米国コーネル大助教授)8月福田真久(国文学者・国士舘大教授、佐渡市出身)
・1992(平成4)年 1月 岡野弘彦(歌人・国学院大教授)
・1993(平成5)年 4月森田峠(俳人・「かつらぎ」主宰)
・1994(平成6)年 6月窪田章一郎(歌人) 8月川上忠志(能楽師、佐渡市出身)
・1995(平成7)年 12月鈴木一義(科学技術史研究者)
・1996(平成8)年 8月 中野三敏 (日本文学研究者、九大教授)ロバート・キャンベル(日本文学研究者)
・1999(平成11)年 4月錦仁 (国文学者・新大教授) 5月市橋太郎(画家、佐渡市出身)
・2001(平成13)年 8月富山治夫(写真家)  9月馬場あき子(歌人)
・2002(平成14)年 7月五味文彦(歴史学者・東大教授)
・2004(平成16)年 3月梅原猛(哲学者) 8月佐野眞一(作家)
・2008(平成20)年 5月 長谷川勲(県地名研究会会長、村上市)  10月中西進(万葉集研究者・奈良県立万葉文化館館長)
・2010(平成22)年 5月 日野西光尊(中宮寺門跡)
・2012(平成24)年 10月 橋本博文(考古学者・新大教授) 11月田原総一朗(ジャーナリスト)

※敬称略。「佐渡山本家来訪人名録」(佐渡郷土文化の会発行)などから抜粋)記帳が複数回ある場合は初回とみられる訪問日のみ。肩書はできるだけ当時。県内出身・在住者のみ市町村名を記載。

sa佐渡を訪れた人たち

※林武・中川一政・藤田嗣治

◆文化7年(1810)
・亀田鵬斎 4月初旬来島(小木着)、7月25日小木より離島で110日間在島した。 
    (宿泊先)沢根矢島主計宅、相川山川伯仙宅(約1ヶ月)、真野山本半右衛門宅(3日)

◆嘉永5年(1852)
  ・吉田松陰と宮部鼎三 2月27日来島(小木)、3月10日小木から離島する。相川出雲屋に一泊。

◆明治25年
 ・幸田露伴:7月28日来島、8月2日佐渡発。※上図に昭和26年とあるのは間違い。
    「佐渡ケ島」(明治30年刊) 「枕頭山水」(明治26年 博文館刊)

◆明治32年
  ・尾崎紅葉:7月8日来島、8月5日佐渡発。
    「煙霞療養」(明治37年刊年)※読売新聞に明治32年連載時の題は「反古裂織(ほござっこり)」)
   「日記」「佐渡ぶり」「続佐渡ぶり」
  ・小川未明:明治32年頃(高田中学時代) 「麗日」(明治42年 春陽堂発行「惑星」所収)
  ・久保猪之吉 九州帝大教授、明星派歌人

◆明治34年
  ・遅塚麗水:8月31日~9月15日。「佐渡日記」(明治39年刊)

◆明治39年
  ・猪股津南雄(鹿語 ろくご)(長岡中在学中) ※大正4年にも来島

◆明治40年
  ・河東碧梧桐:11月9日来島、23日佐渡発。 「三千里」(明治43年刊 金尾文淵堂)

◆明治42年
  ・会津八一 5月18日、八一が有恒学舎教諭時代で29歳。

◆明治44年
  ・冨田砕花:詩人、歌集「哀しき愛」(「蒼茫と野暮れ山暮れ海暮れぬかなしや佐渡は星あかりのみ」)

◆明治末
  ・松岡譲:一高在学中、神経衰弱療養の為、一夏相川に滞在。昭和29年10月21日再訪する。
    「吾もまた還らず-悲劇の将軍本間雅晴」(新潟日報)

◆大正初年
  ・田山花袋:晩夏来島(正式な記録は無いので「山水小記」より推測)。
    「山水小記」(大正6年6~8月「東京日日新聞」掲載)

◆大正2年 
  ・日置黙禅 曹洞宗総本山永平寺管長。

◆大正4年  
  ・猪股津南雄(鹿語 ろくご) ※明治39年にも来島

◆大正6年 
  10月頃、吉井勇来島し1週間位在島。 真野「松雲荘」泊。「旅情」( 大正8年7月 新潮社発行)中の「島の七日」に作品76首が載る。 勇は昭和8年、昭和35年にも来島している。

◆大正8年
  ・本山彦一:7月、大坂毎日新聞社長、鳥井竜蔵博士を帯同して来島。

◆大正9年
・柳田国男 6月16日~23日 宿泊(鷲崎 木村家、入川 服部旅館、相川 高田屋、小木 喜八屋等) 
    ※昭和11年にも来島。

◆大正10年
 ・川瀬巴水 8月 多くの作品を残す

◆大正14年
  ・杉村楚人冠:5月来島。同好者は朝日新聞営業部長石井幸次郎、販売部長刀根館政太郎、社員飯田益太郎。
    紀行文は朝日新聞に7回に亘り「佐渡記」として連載。
  ・江見水蔭:2度来島の内の初回。9月3日来島、9月14日佐渡発。
  ・相馬御風:10月13日 「御風歌集」(大正15年 佐渡歌4首が載る)

◆大正15年
  ・小此木忠七郎:福島県史跡調査委員。この人の示唆により、山本半蔵が国分寺址調査に乗り出す。
  ・小説家で考古学者の江見水蔭来島。

◆昭和2年
  ・清野謙治博士(京大教授、医学者、人類学者、考古学者、考古学・民俗学資料の収集家)。

◆昭和3年
  ・喜田貞吉博士(歴史学者、文学博士)。

◆昭和5年
  ・徳富蘇峰 9月24日来島、27日離島。中興植田旅館泊。熊本時代の友人柏倉一徳と再会する。

◆昭和7年
  ・江見水蔭:2度来島の内の2回目。6月3日来島、6月15日佐渡発。
 「佐渡へ佐渡へ」(昭和7年刊)  「佐渡遊記-続煙霞療養-」

◆昭和8年
  6月、吉井勇・小杉放庵が来島し外海府を回る。「旅塵」(昭和19年2月発行)に吉井勇の歌が載る。勇は大正6年、昭和35年にも来島している。

◆昭和9年
  ・ブルーノ・タウト 5月21日来島、23日離島。相川では山長旅館(高田屋向かい)、両津では白山屋で宿泊。
 
◆昭和10年
  ・藤田嗣治 昭和10年6月17~19日、フランス人を伴って来島、小木(権座屋)、相川(久保田旅館)で宿泊。「佐渡日記」を残す。

◆昭和11年
  ・橘法老:8月に来島し佐渡に定住。
  ・鈴木棠三(国文学・民俗学・口承文芸)、「佐渡島昔話集」(昭和14年)
  ・藤田徳太郎(民謡研究家)
  ・柳田国男 7月8日~10日 夫人同伴 宿泊(窪田 中山徳太郎家等) ※大正9年にも来島。

◆昭和12年
  ・倉田一郎(民俗学者)が4月、10月と二度来島。「佐渡海府方言集」(昭和19年)
  ・宮良当社(方言学者)

◆昭和13年
  ・高浜虚子 5月17日、長男の高浜年尾、新大教授の高野素十、中田みずほ等が同道する。
    相川「いずもや」泊。翌日離島。昭和25年にも来島。

◆昭和15年 
  ・太宰治 11月17日来島、19日離島。昭和16年「佐渡」を発表。
     宿泊は、初日、夷本間旅館(文中は「福田旅館」)、二日目は相川高田屋(文中では「浜野屋」)。

◆昭和16年
  ・町田佳聲:録音機を抱えて古民謡の録音と採譜。
  ・斎藤茂吉 4月25日来島、28日離島。相川2泊、両津1泊。茂吉60歳の時。

◆昭和21年
  ・折口信夫(釈迢空 しゃく ちょうくう) 9月8日来島 5日間滞在。
  ・会津八一 9月6日来島、当時「夕刊ニイガタ」社長。

◆昭和23年
  ・高野素十 10月、全郡俳句大会の為来島。昭和13年にも高浜虚子と共に来島している。

◆昭和25年
  ・高浜虚子 5月31日、長女の真下真砂子、二女星野立子、京極紀陽、高野素十・富士子夫妻、中田みずほほか大勢で来島する。昭和13年にも来島している。
・亀井勝一郎 6月11日から約1週間滞在。宿泊は両津、小木「たからや」、真野山本修之助宅(3日間)。
    亀井はその後、昭和36年、38年にも来島(共に「文藝春秋」後援会)。
  ・戸塚文子(「旅」編集長)、六浦光雄(漫画家)も上記亀井と同道した。

◆昭和35年
  7月3日、吉井勇来島。相川一泊、真野一泊。勇は大正6年、昭和35年にも来島している。

◆昭和36年
  ・亀井勝一郎・川口松太郎・曽野綾子(「文藝春秋」後援会) 10月22日。亀井は昭和25年、38年にも来島している。

◆昭和38年
  ・亀井勝一郎・石川達三・北條誠(「文藝春秋」講演会) 6月11日。亀井は他にも、昭和25年、36年にも来島している。

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