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2014-06-09

★佐渡に縁の作品★

参照:「新潟県文学全集」(資料編 各作品の概略が載る)等
※個々の作品・あらすじについては出来る限り「人名録」に載せました。

・青木月斗「時雨の佐渡」
・青野季吉「佐渡」「一つの石」(昭和18年7月 有光社)、「文学五十年」、「佐渡日記」「二つのたより」、「独歩集」(近事画報社 ’65)
「佐渡人」(初出「新風土記」叢書3・佐渡 昭和17年 小山書店)
・青野聰「父とふるさと」
・安達いくや「未完の繪」(俳句集 池田書店刊 昭和50年)
・阿刀田高「ものがたり風土記」
・天城寿夫「新潟短歌」(昭和40年3月~5月)
・網野善彦「日本海と佐渡」
・新井満「佐渡島」(初出「婦人画報」8月 平成2年)・「朱鷺のキンちゃん空を飛ぶ」(理論社 2005年)
・有田八郎 「馬鹿八と人はいう — 一外交官の回想」( 光和堂、1959年)
・有馬頼義「2.26暗殺の目撃者」
・有本芳水「佐渡ケ島」
・アンガス・ウエイコット 「SADO」、「佐渡を歩いて」(本間弘美訳)
・飯沢匡「佐渡狐」(昭和46年 平凡社)
・生田春月「知らざれる詩人」
・いしいめぐみ「愛細胞分裂」
・石川忍「佐渡の風と潮騒」
・石黒 忠悳( ただのり)「司馬凌海」
・磯部欣三「大工と穿子」(佐渡金山 平成4年中央公論) 「良寛の母おのぶ」
・伊藤邦男「佐渡 花の民俗」等佐渡の植物本多数
・伊藤信吉「ゴールドラッシュの地獄唄-佐渡相川金山-」(詩的紀行日本の廃墟 昭和52年 講談社)
・伊東潤 『男たちの船出(千石船佐渡海峡突破) 』(伊東潤 2018年刊 )
・伊藤正福(まさとみ) 「北一輝のための終わりなき戯曲」、「命つなぐ愛」(山本勝一と共同)
・伊野堯「河原の塔」(ソネチネ・アルバム1 平成4年私家版 ) 「岩百合の季節」(ソネチネ・アルバム1 平成4年私家版)
・井上靖「大佐渡小佐渡」(初出「別冊文藝春秋」32 昭和28年)「四角な船」、「佐渡の海」(「私のなかの風景」 日本書籍 昭和50年)
・猪俣津南雄「孤独な人」
・茨木のり子「佐渡で出会った無頼漢」(『見えない配達夫』(飯塚書店 昭和33年)
・岩宮武二「佐渡」
・巌谷小波「夏の雲」
・上木敏郎「土田杏村と自由大学運動」
・上田三四二「冬歴」(初出「文芸」 昭和59年2月)
・宇治大納言源隆国が編纂したとされる?「佐渡國に金有ること」(宇治拾遺物語 1213年(建保元年)から1221年(承久3年)頃にかけて成立したらしい)
・臼杵千恵子「冬の花園」
・内田康夫「佐渡伝説殺人事件」(昭和62年 角川文庫)
・内村鑑三「余は如何にして基督信徒となりし乎」
・鵜野俊「灯台」
・楳図(うめず)かずお「わたしは真悟」 長編SF漫画
・江崎真佐子「江崎玲於奈一家のアメリカ日記」
・江南文三「相川おけさ」「佐渡が島のこと」「佐渡が島から」「佐渡が島を出て」
・江見水蔭「佐渡へ佐渡へ」(昭和7年12月 「水蔭行脚全集」1巻)・ 「続煙霞療養-紅葉遺聞及桂月逸話-」(大正15年1月 「太陽」)・「真木五郎」
・大河原仁子「小春日の絵本」(平成2年 句集 沼南高柳高)
・大阪三郎 「佐渡に吹く風」
・大町桂月 「佐渡土産」('25)
・岡本綺堂「佐渡の文覚」
・岡本幸治「北一輝」
・小川一灯「一灯句集」(昭和29年 私家版) 「佐渡日記」(昭和11年)
・小川未明 「麗日」(明治42年 春陽堂発行「惑星」所収)・「佐渡へ」
・緒川文雄「酒天vs頼光」(平成5-6年 「西蒲日報」)
・尾崎紅葉 「煙霞療養」「佐渡ぶり」「続佐渡ぶり」「佐渡日記」「十千万堂百句」「涼風集」
・尾崎秀樹「長谷川海太郎」(昭和42年 「越佐が生んだ日本的人物」新潟日報社)
・大仏次郎 
 『ごろつき船 下』 :八幡屋事件から十一年。首謀者の赤崎屋は、八幡屋の遺子銀之助と、これを助けた土屋主水正たちを始末するべくいまなお手を尽くしていた。佐渡に流されていた佐野屋惣吉は、松前発家老蛎崎主殿の弟の差し金で命を狙われ、成長した銀之助は赤崎屋に捕えられてしまう。救出された銀之助は、いよいよ父の敵、赤崎屋を討つことを決意。正義に篤い主水正や覚円和尚、そして露西亜に流れ着いていた三木原伊織らも、一味を成敗するため蝦夷地へ向かう。結集した正義の“ごろつき”どもを乗せ、船は最終決戦の地、赤崎屋一党が潜む孤島へ!波瀾万丈の大ロマン。
『鞍馬天狗 4 雁のたより』:江戸の鉄砲鍛冶が次々と行方不明になる奇怪な事件が頻発。柳橋芸者の小吉から経緯を聞いた鞍馬天狗は、事件の裏になにか大がかりな陰謀があると睨む。黒椿を愛でる謎の幻庵老人、相川の佐渡奉行から今は老中となった松平主計介、佐渡視察に行って命を落とした大目付・志村織部らが江戸情緒たっぷりの舞台でうごめく。そして遂に鞍馬天狗は思わぬ獲物をとらえる。
『帰郷』:太平洋戦争末期、マレーシアの古都マラッカ。元海軍将校の守屋恭吾はかつて公金に手を出し、妻子を残してヨーロッパに失踪した過去を持つ。高野左衛子は、マラッカで将校相手の高級料亭を経営しながら、ダイヤモンドを闇買いする美貌の女性。互いに激しく惹かれあい、一夜を共にするが、すべてを見抜いた恭吾に怖さを感じた左衛子は、恭吾を憲兵に密告、恭吾はスパイ容疑で逮捕収監されてしまう。 やがて敗戦となり釈放された恭吾は、二度と帰るまいと心に決めていた日本への帰国を決意するが、そこで恭吾が見たものとは…。
・小野智美『50とよばれたトキ──飼育員たちとの日々』
・小野村林蔵「豊平物語」
・小原烏兎「浪四十九里」
・甲斐逸枝「暁の漁師」
・笠井淳子「えがお」
・笠木正雄「海峡」(歌集 平成2年 短歌新聞社)
・風間進「佐渡政党史要」
・梶井照陰「NAMI」「限界集落」
・加藤暁臺「佐渡日記」(編者が旦水で、作者は暁台自身と言われる)
・加堂秀三「青銅物語」
・金子のぼる「海峡」(俳句集 昭和58年 竹頭社)
・金子不泣「童髪」(歌集 昭和5年 白日者) 「荒磯浪」(歌集 昭和42年 短歌研究社) 「風雪」(歌集 昭和45年 白日社)
・亀井勝一郎「佐渡が島」(初出「芸術新潮」6月 昭和25年) 「揚島暮色」
亀井勝一郎さんが佐渡島をたずねたのは、昭和25年(1950)6月11日からである。佐渡は梅雨に入っていた。芭蕉や良寛に思いを馳せながら、午後3時の船で新潟港から両津港へ。遊覧バスで小木港へ向かった。
その夜は小木に泊り、翌朝、蓮華峰寺(れんげぶじ)をたずねた。
●蓮華峰寺
「小木から山道を半里ほど登ったところに蓮華峰寺がある。
この辺りは峰が重複し深山の趣があるが、その谷あいをとおして右手に、羽茂(はもち)の青々とした水田が時折俯瞰できる。これが山道の風景に柔い変化を与えている。」
亀井勝一郎さんの文章は、旧漢字や旧かな遣いが使用されているが、ここでは新漢字、新かな遣いで掲載した。
羽茂は、蓮華峰寺の東にある羽茂町のことである。
「形のいい鐘楼がまづ眼につく。更に一段低いところに、仁王門と金堂がある。金堂の前をよぎり、細道づたいにやや登ると、そこに奥の院がある。」
亀井勝一郎さんは鐘楼が眼についたようだが、筆者は鐘楼ではなく八角堂が眼についた。
奥の院と書いているのは、弘法堂ではないかと思う。ここは真言宗の寺。空海によって開かれたとされている。
「僧坊は金堂より更に一段低い。云わば谷の底の最も底にある。御住職の案内でその二階に上がり、障子を開け放って周囲の景色を見せて頂いたとき、私の驚嘆は更に倍加した。空が見えない。周囲は悉く大樹林の緑である。」
現在僧房という建物はなく、客殿という大きな建物がある。ただし、二階建てではない。
「蓮華峰寺を辞して、私は一里ほど、バスの通じる街道まで山道を歩いてみた。向うから牛車を引いた老農夫がやって来た。すれちがうとき、ふと耳を傾けると謡曲をうなっている。」
このころの旅人はよく歩いた。歩き旅だからこそ、謡曲をうなる農夫にも出会えた。佐渡はいまでも能の盛んなところであり、たくさんの能舞台がある。
●国分寺跡
国分寺跡については、「廃墟」という作品の中に、佐渡国分寺跡をたずねたときの記述があり、こちらの方が印象的である。
「金堂、講堂、塔、南大門等礎石だけが赤松の林の中に、なかば土中に埋もれている。
梅雨の暗い日であったが、礎石の上に一本の朱塗りの円柱を建てて行って、やがて壮麗な大寺院の現出するありさまを空想した。」
赤松は枯れたのだろうか、今は草原に礎石が点在しているのみである。筆者も礎石のそばに立って空想する努力をしてみたが、大寺院を空想することはできなかった。
●阿仏房妙宣寺と大運寺
「私は国分寺から阿仏坊妙宣寺を歩み、更に竹田川に沿うて国中平野を一望のもとに眺めたとき、この一里近い一帯が、飛鳥路に実に似ているのに驚いた。」
国分寺前にあった案内板。国分寺跡は現在の国分寺から西へ200mほどのところにある。この案内図の国分寺跡から妙宣寺あたり一帯が飛鳥路に似ていると亀井勝一郎さんは書いているのである。
「国分寺から阿仏坊妙宣寺に至る道もいい。佐渡には寺が三百余もあるが、新旧をとわず風情のいい寺を時々みかける。この途中にあった大運寺という禅寺の山門のすがたに感心した。苔むした石段の下から眺めた茅葺の山門は、佐渡で私が見た諸寺の門の中で最も端正であった。」
大運寺山門前の石段は今も苔むしていた。
茅葺は60年の間に何度か葺き替えられたであろうが、当時のたたずまいはそのまま残っているのではないだろうか。
●真野御陵と黒木御所跡
「真野山陵は順徳院火葬の地と伝えられる。真野湾をはるかに見渡せる景勝の地だ。現在黒木御所跡と云われる泉の里を御料地として、この辺りか或は真野の村に仮住居されていたのであろう。「百敷や古き軒端のしのぶにも、なおあまりある昔なりけり」という御歌は有名である。」
●正法寺
「泉の里の黒木御所の近くに、正法寺という寺があって、その一隅に、世阿弥腰掛石というのが残っている。
苔に蔽われた見るからに老齢を思わせる石だ。」
佐渡における世阿弥の唯一の遺跡だそうだが、何とも座りにくそうな形の石である。腰掛石の近くに、青野秀吉さんという人の句碑があった。 夏草や 世阿弥の跡の 石ひとつ
・川路聖謨「島根のすさみ」
・神田乃武「英文佐渡日記」
・河東碧梧桐 「三千里」(「日本」明治39年8月9日~12月6日、「日本及日本人」明治40年1月~41年1月。)
・観世元清「配所」
・菊田一夫 「君の名は」(昭和28~29年、同題で宝文館出版より刊行)
・北一輝「佐渡中学生諸君に与ふ」(「佐渡新聞」明治28年12月5日)
・北巠「龜石」
・北上実「佐渡流人記」(「城」30号(60枚平成2・8月号))
・北川鉄夫「佐渡の芸能」
・北原白秋「山椒太夫」
・木下順二「夕鶴」(「婦人公論」昭和24年1月)
・木下利玄「佐渡の立葵」
・木原尚「佐渡紀行」「」
・木村時夫「北一輝と2.26事件の陰謀」
・草野繁「道」(「農民文学」131号)
・工藤宜「佐渡人間巡礼」
・国松俊英「トキよ 大空へ」「最後のトキ」
・倉田籐五郎「師恩友益」
・栗江新「虚し湖」(文藝春秋 '76)
・源氏鶏太
 来島し、小木「七右衛門そば」や羽茂「マルダイ味噌」等を訪問。 「源氏鶏太サラリーマン小説選 第2 (デブ亭さん (1956年))」に「佐渡のそば」「佐渡の女中さん」が載る。
・『黄金と十字架―佐渡に渡った切支丹』(玄間 太郎 )
ゴールドラッシュに湧いた江戸時代の佐渡に、禁教令の後もキリシタンが存在していたことをご存じですか。信徒や外国人宣教師(神父)の来島、宗門(しゅうもん)調べ、さらに島原の乱のあった年の1637年には、信徒が処刑されるという悲劇もあったと伝えられています。県内在住者の自費出版図書を対象に、昨年度開催された第9回新潟出版文化賞優秀賞受賞作品『黄金と十字架―佐渡に渡った切支丹』には、これまであまり語られなかった、佐渡のキリシタンが描かれています。その小説の舞台を巡りながら、歴史のなかに見え隠れするキリシタンの痕跡をたどります。
佐渡北西部の尖閣湾に、達者海岸という小さな入り江があります。透明度が高く、波の穏やかな入り江で、夏には海水浴場として多くの人々が訪れます。「達者」という珍しい地名は、伝説の安寿と厨子王にちなんだもの。盲目になった母と厨子王が再会し、互いが達者であったことを喜びあった場所と伝えられています。
小説『黄金と十字架―佐渡に渡った切支丹』では、ここで、主人公・弥之助が身投げをしようとしていた遊女・初糸と出会い、ストーリーが動き出します。佐渡金山で鉱夫として働く弥之助も、水金(みずかね)遊郭の遊女であった初糸も、厳しい境遇を生きる若者でした。足にけがをした初糸を背負って、弥之助は遊郭へ送り届けます。
その水金遊郭は、相川町の北部の水金川沿いにありました。江戸時代から昭和10年代にかけて11軒の妓楼(ぎろう)が建ち並び、賑わいを見せた花街です。今も、水金川の流れや遊郭の入り口を示す小さな石の橋・忍橋の姿は変わりません。ただ、豪華さを誇った店々は跡形もなく、わずかな古家が往時の雰囲気を伝えるだけ。空き地には、ぽつんと遊郭跡を示す石碑と遊女の供養塔が建てられていました。
遊女たちの悲しい人生は、「相川音頭」の古い歌詞の中に探すことができます。水金町松本屋の遊女・柳川と地役人の家来・虎吉の心中事件もその一つです。水金遊郭に隣接する本興寺には、このふたりの供養のために建てられた「情死の墓」がありますが、江戸時代には心中は重罪だったため、墓が残っているのは珍しいこと。弱い立場の人たちへの共感や思いやりが感じられる小さな墓は、墓地の奥の高台に建っていました。
一方、主人公の弥之助は、相川金山の坑道の奥深くで、金の採掘を行っていました。実際に、江戸時代の採掘風景を再現する佐渡金山の宗太夫抗(そうだゆうこう)を歩くと、閉塞感や暗さから、過酷な仕事だったことがうかがえます。さらに、身分制度も厳しい時代、鉱夫たちは虐(しいた)げられていたのでは――。

「金山については、そこまで過酷ではなかったと思いますよ。」と語るのは、佐渡市役所世界遺産推進課の濱野弘さん。佐渡金山の歴史に詳しいスペシャリストです。
「粉じんを吸い込むことで病気にかかりやすかったり、地下水を汲み上げるのは重労働だったりと、確かに厳しい仕事です。でも、幕府直轄の経営になってから、仕事は8時間程度の三交代になるなど、労働環境は改善されたんですよ。それに、新技術も導入され効率化も進みました。」
「その技術も含め、佐渡奉行の大久保長安をキリシタンと関連づける、おもしろい見方があるんですよ。」という濱野さんと、大安寺に向かうことにしました。
大久保長安は金銀山経営に詳しいことから、信玄・家康のふたりに重用され、佐渡金山でも大いに力を発揮しました。大安寺は、長安が慶長11年(1606)に建立した浄土宗の寺院です。寺内にある逆修塔(生前に、死後のために建てる塔)の正面デザインが「十字」に見えることから、長安キリシタン説がささやかれているというのです。また、高価な水銀を用いるため幕府が導入を見送った精錬方法「アマルガム法」を、「キリシタンゆえの」外交ルートで水銀を入手して佐渡金山に導入したとも、「キリシタンから金銀採掘の秘術を習った」とも言われています。
「どれも事実ではないでしょうなあ。アマルガム法は導入しましたが、材料の水銀は、幕府を通さずにポルトガル商人から求めたもの。キリシタンとは無縁です。」と、濱野さん。
このアマルガム法を、長安らは「床屋(とこや)水銀ながし」と呼び、そのための大規模な施設を水金町に作りました。水銀を流していたから、水金川であり、水金町と名付けられました。この施設は、慶長13年(1608)前後に稼働していただけで、やがて、享保2年(1717)に遊郭に姿を変えます。そうです、小説の登場人物・初糸がいた水金遊郭です。
次に向かったのは、相川郷土博物館です。その一画のガラスケースの中に、小さな黒いマリア像と伝わるものが納められていました。相川町の民家の仏壇の奥で発見された、木彫りのマリア観音です。キリシタン迫害下の信者たちがひそかに持っていたものと考えられていますが、詳細はわかりません。
そして、小説に何度か登場し、クライマックスで描かれた処刑の場であるといわれる中山峠へ。佐和田町と相川町を結んだ旧中山道(きゅうなかやまみち)は、江戸時代には金を運ぶ主要道でしたが、明治時代に新道ができたため廃道になりました。「最近では、金の道を歩くイベントやトレッキングコースとして使われるので、歩きやすくなったんですよ。」という濱野さんと、佐和田町側から峠を目指しました。両側から雑木林がトンネルを作る小道を15分ほど上ると、開けた公園のような空間に出ます。「ここは、峠の茶屋の跡です。奉行が眺めを楽しみながら一休みした茶屋と、庶民が使った茶屋の2軒があり、金山へ送られてきた無宿人たちが甘酒を振る舞われたというエピソードも残っています。」
目指すキリシタン塚は、その広場の奥の小道を登った先にありました。一辺が約8メートルの四角形の塚には、キリスト像に守られるようにして、墓石や墓標が並んでいます。像や墓標は昭和の改修時に建てられたもの。現在はカトリック墓地として管理されています。
 「大正時代に、一人の伝道師がこの塚を発見して発掘調査もしたのですが、結果的には何も見つからず、ここが本当に処刑場だったのか、殉教したキリシタンが埋葬されているのかは謎のままです。」濱野さんは静かに説明を続けます。
 小説では、ここで、キリシタンである金山の鉱夫や農民が磔(はりつけ)にされ、処刑されました。作者の玄間太郎さんも取材の際に、ここを二度訪ねています。静かなこの場所から、どのようにしてあれほど凄惨な場面を発想したのか――後編では、中山峠でのキリシタン殉教を始め、佐渡のキリシタン弾圧の事実を探り、小説に込められた作者の思いとともにご紹介します。  

・幸田露伴「佐渡ケ島」(「新小説」明治30年1月) 「枕頭山水」(「易心後語」「新聞国会」明治25年7月)
・小嶋政二郎「船の上」( 「心の青空」: 大正一四年八月三日より七日までの五日間)
・小島法師の説あり?「阿新殿の事」(太平記 1371年頃成立の郡着物)
・小菅徹也「金銀山史の研究」他佐渡関連本多数
・古賀残星「煙」(詩集 「望郷」二十編、「オリッピック時代」三編、「越路の雪」三十二編、「村松小唄」、「父の惨死前後」(随筆)から成る。)
・児玉宗栄「加茂湖の竜」「大野亀かんぞう」「秋津きしも」「杉池の竜」「海を泳いでかえってきた馬」「トキのたまご」
・小林照幸「朱鷺の遺言」
・近藤馨「慶安の佐渡早春譜」(昭和53・オリジン出版センター) 「海の果て」(慶安の佐渡早春譜 昭和53・オリジン出版センター) 「水金心中」
・近藤福雄「佐渡万華鏡」
・西条八十「佐渡を眺めて」
・斎藤佐太郎「雪蟄」(歌集 短歌746首 昭和55年 短歌新聞社)
・斎藤茂吉「霜」(歌集 短歌863首 斎藤茂吉全集5 昭和28年・岩波書店 ) 「日記」(5枚 斎藤茂吉全集49 昭和30年・岩波書店 )
・櫻井哲夫「佐渡広場」
・佐々木烈「佐渡の自動車」
・佐藤紫寿(しのぶ)「フェリシダ」
・佐藤惣之助「鬼太鼓」
・佐藤利夫「佐渡郷土史本多数」
・佐藤春雄「はばたけ朱鷺」
・佐野曻平(しょうへい) 「雪庇」(歌集 昭和35年 橋短歌会)
・式場益平「摩星樓歌帖抄」(歌集 550首 大正13・雄文堂)
・司馬遼太郎 「胡蝶の夢」(朝日新聞に連載) 「街道をゆく-佐渡の道-」
・島崎藤村 「破戒」
・島津光夫「離島佐渡」
・下村海南「佐渡行」
・庄野潤三「佐渡」(小説 118枚 芥川賞作家シリーズ 昭和39・学習研究社)
・白鳥省吾「佐渡の金山」
・杉村楚人冠「佐渡記」(大正14年 朝日新聞に7回に亘り連載)
・鈴木ゑい『干鮎』(俳句集 昭和55・私家版)
・鉄木喬『銀色のバス』(小説 20枚「新潟日報」昭和46・5月7日)・須田中夫「朱鷺と人間と」
・世阿弥「金島書」
・瀬戸内寂聴「秘花」
・芹根修治「空を見上げたくて」
・相馬御風「御風歌集」(大正15年 佐渡歌4首が載る)・「夢の國」
・高田由紀子「まんぷく寺でまってます」(2016年9月 ポプラ社)・「青いスタートライン」(2017年7月 ポプラ社)
・高橋信一「捨てない教育」「版画佐渡」(高橋信一編集 美術出版社1964年)
・滝沢一朗「花辛夷」(歌集 490首 平成3・私家版)昭和40年から平成2年までの作品を収めた第二歌集。
・滝沢馬琴「二つ岩弾三郎」(燕石襍志 燕石雑志とも)(文化8年(1811)刊)
・武ひとし(たけひとし)「佐渡が夢」
・竹内勉「はんや・おけさと千石船」
・竹内洋「立志・苦学・出世」
・太宰治「佐渡」(初出 「公論」1月 昭和16年)「みみづく通信」
・橘南谿「佐渡わたり」
・田中志津「遠い海なりの町」「佐渡金山の町の人々」 「佐渡金山を彩った人々」
・田山花袋『山水小記』(紀行田山花袋全集16 315枚 昭49・文泉堂書店)「東京日日新聞」大正6年6月~8月。・遅塚麗水「佐渡の文覚」「佐渡日記」
・遅塚麗水『佐渡の文覚』(小説 40枚 明治文学全集26 昭和56・筑摩書房) 『佐渡日記』(紀行 84枚 ふところ硯 明治39・左久良書房)「文芸倶楽部」明治35年1月。
・塚原天南星「天南星句集」(俳句217句 昭和2・天南星句集刊行会)
・土田杏村「兄麦僊の少年時代」(随筆25枚 土田杏村全集15 昭和57・日本図書センター)「現代」昭和5年12月。
・津村節子「相川心中」(小説 96枚 姫婦たちの暦 昭和50・講談社 初出「小説現代」6月 昭和47年) 「海鳴」(小説313枚 昭和40・講談社 「文学者」昭和39年11月~40年8月)
・角田ふさ子「いっさい夢にござ候―本間雅晴中将伝」
・鉄木喬「銀色のバス」
・寺尾山人「人物漫筆」(随筆 18枚「城」28号 昭和63・8月 「B・三浦小平さん」)
・徳富蘇峰「佐渡概観」
・ドナルド・キーン 「佐渡ぶんや紀行」(紀行25枚 日本細見 昭和55・中央公論社)
・利根川裕「革命の使者北一輝」(評伝430枚 昭和42・人物往来社)
・富田砕花「星あかり」
・富山富夫「佐渡が島」
・豊田穣「革命家北一輝」
・永井梓『コラムニストの目』(評論400枚 平成7・読売新聞社)
・中川芳郎「孤島」(小説100枚 蜜月旅行(ハニムーン)昭和62・沖積舎)  「蜜月旅行」(小説160枚 昭和62・沖積舎)  「島の光」(小説204枚 蜜月旅行 昭和62・沖積舎 芥川賞最終候補作品)
・長島有 「佐渡の三人」「戒名」「スリーナインで大往生」
・長塚節 『佐渡が島』(紀行40枚 炭焼の娘 昭和14・岩波文庫 「ホトトギス」明治40年11月)
・永田俊一「溟北先生時代日記」(文芸社 h29年)
・中堀均 『佐渡の釣り今昔』(平成8(1996)年8月10日発行)
・中町信「佐渡金山殺人事件」(小説400枚 昭和63・勁文社)
・中山 典之「囲碁界の母・喜多文子」
・新潟日報報道局「朱鷺の国から」・根岸鎮衛「耳袋」
・野坂昭如「随筆」
・野口雨情「佐渡が島」
・乃南アサ 短編集『行きつ戻りつ』
・羽柴雪彦「人魚伝」(小説35枚 昭和50・筑摩書房 小説両津欄干橋 昭和47・栄光出版社) 「焦燥記」(小説19枚 両津欄干橋 昭和47・栄光出版社) 「赤い露」(小説51枚 両津欄干橋 昭和47・栄光出版社) 「揚島暮色」(小説58枚 両津欄干橋 昭和47・栄光出版社) 「両津欄干橋」(小説28枚 昭和47・栄光出版社) 「琴浦部落童子墓地」(小説38枚 両津欄干橋 昭和47・栄光出版社) 「虹」(小説22枚 両津欄干橋 昭和47・栄光出版社) 「さすらい雑草帖」(小説61枚 両津欄干橋 昭和47・栄光出版社) 「柿」(小説36枚 朱鷺幻想図 昭和51・栄光出版社) 「無明谷」(小説66枚 朱鷺幻想図 昭和51・栄光出版社) 「羽茂川氾濫」(小説24枚 朱鷺幻想図 昭和51・栄光出版社) 「胡桃の部屋」(小説23枚 朱鷺幻想図 昭和51・栄光出版社) 「浪の泡」(小説23枚 朱鷺幻想図 昭和51・栄光出版社) 「花のある童画」(小説35枚 朱鷺幻想図 昭和51・栄光出版社) 「朱鷺幻想図」(小説50枚 朱鷺幻想図 昭和51・栄光出版社) 「鬼」(小説22枚 朱鷺幻想図 昭和51・栄光出版社) 「つちくれ心中」(小説29枚 朱鷺幻想図 昭和51・栄光出版社) 「人形」(小説29枚 朱鷺幻想図 昭和51・栄光出版社) 「経塚山麓」(小説54枚 朱鷺幻想図 昭和51・栄光出版社)
・八田尚子 『裂織の本』
・浜口一夫「佐渡風物詩」「佐渡艶笑譚」「佐渡人の一生」「佐渡の珍味」他佐渡本多数
・林豁「佐渡に生れて」
・濱本千寿「わたしの波」
・林不忘「丹下左膳」
・春山満「朱鷺物語」
・日野啓三「佐渡」
・平井晩村「佐渡が島」
・広橋求堂「佐渡の流人」(俳句506句 俳句集佐渡の流人 昭和52・栄光出版社)
・福田正夫「佐渡わたり」
・藤川忠治『かりばね』(短歌1182首 昭和51・短歌新聞社)
・ブルーノ・タウト 「日本美の再発見」(紀行26枚 昭和14・岩波書店)
・辺見じゅん「精霊の島」(初出「るるぶ」11月 昭和51年)(紀行18枚 ふるさと幻視行 昭和53・講談社)
・星野愼一『孤独な人』(随筆25枚 「ペナック」6号 昭和56・7月号)
・堀和久「大久保長安」
・本間五丈原「本間五丈原詩集」(詩・短歌・俳句 昭和34・本間五丈原詩集刊行会)
・本間庄右衛門「老晩学老」(俳句920句 俳句集 昭和62年私家版)
・本間真珠「微笑」(小説35枚 島の四季 昭和59・佐渡新報社) 「香華」(小説59枚 島の四季 昭和59・佐渡新報社)
・本間嘉晴「佐渡の歴史」
・真木桂之助「海の壁へ」(小説164枚 越後(庶民派)小説集 昭和54・越書房)
・松尾芭蕉「銀河の序」(元禄2年7月、1689年、芭蕉46歳)
・松岡譲「吾もまた還らず-悲劇の将軍本間雅晴」(新潟日報)
・松田昭三「入り江の村にて」(小説89枚 門出前 昭和43・審美社) 「門出前」(小説67枚 門出前 昭和43・審美社) 「潟へ」(小説65枚 門出前 昭和43・審美社) 「菫」(小説20枚 門出前 昭和43・審美社) 「虱」(小説29枚 門出前 昭和43・審美社) 「庭木」(小説19枚 陸奥土産 昭和56・審美社)
・松永伍一「流人世阿弥の事」(初出「季刊本の手帳」10月 昭和49年)(随筆12枚 鮮烈な黄昏 昭和50年。大和書房)
・松本清張「佐渡流人行」(初出「オール読物」1月 昭和32年)(小説100枚 松本清張全集36 昭和48・文聾春秋)  「逃亡」(小説54枚 松本清張全集24 昭和47・文藝春秋)  「無宿人別帳」
・松本健一「若き北一輝」「離島コンミューン論」他北一輝関連本多数
・三浦綾子「嵐吹く時も」
・三島由紀夫「宴のあと」
・水木しげる「妖怪レース」 漫画
・水野晶「凍てつく川」(小説20枚 「新潟日報」昭和59・5月)
・緑川玄三「残照」(小説70枚 河井継之助余聞 昭和59・野島出版 「文学建設」昭和17年6月)
・水上勉(みずかみつとむ)
「佐渡の埋れ火」(小説160枚 「別冊文藝春秋」昭和43年6月) 「うつぼの筐舟(はこぶね)」(昭和35年11月 「オール読物」 (水上勉全集1 昭和51・中央公論社 ) 「蓑笠の人」(小説150枚 才市・蓑笠の人 平成6年・講談社文芸文庫 別冊文藝春秋」昭和49年6月) 「佐渡の人形遣い」(紀行23枚 水上勉全集20 昭和52・中央公論社 「太陽」昭和43年3月 連作「失われゆくものの記」の一編)
・宮本常一「私の日本地図7 佐渡」(昭和45.同友館)
・武者小路実篤「日蓮と千日尼」(小説31枚 武者小路実篤全集9 平成元・小学館 「主婦之友」昭和8年1月)
・村井米子「佐渡の高原ドンデン山」(紀行16枚 現代紀行文学全集7 山岳編下 昭和33・修道社)
・桃山おふく「ばあば 助けて」
・森鴎外 「山椒太夫」(初出は「中央公論」[1915(大正4)年]) 小説65枚 鴎外全集15 昭和47・岩波書店 「中央公論」大正4年1月)
・森絵都「いつかパラソルの下で」
・柳照雄「雪原」(短歌535首 歌集 平成4・短歌新聞社)
・柳田国男(やなぎたくにお) 「佐渡一巡記」(紀行30枚 現代紀行文学全集3 中部日本篇 昭和33・修道社 「旅と伝説」昭和7年10月。「北小浦民俗誌」「佐渡の海府」「雪国の春」
・矢野久義「北一輝と幻の維新革命」
・矢部俊彦「二.二六天皇裕仁と北一輝」
・山下清「日本ぶらりぶらり」「ヨーロッパぶらりぶらり」「山下清放浪日記」
・山田康二郎「雪原」(短歌477首 歌集 昭和48・考古堂)・山田穀城「山田花作歌集」
・山田泣菫「青芝」
・山田穀城「山田花作歌集」(短歌449首 山田花作歌集 昭和14・新潟新聞社)
・山本勝一「命つなぐ愛」(伊藤正福と共同)
・山本修之助「海濱秘唱」(詩40編 抒情小曲集海溝秘唱 昭和9・純芸術社) 「佐渡百人一首」「佐渡百人一句」「海見ゆる坂」(俳句500句 俳句集 昭和55・荏川草房 「馬酔木」昭和20年1月~昭和54年12月) 「冬の虹」(俳句201句 俳句集 平成2・私家版) 「佐渡の百年」(歴史文学1554枚 昭和47・刊行会 「新潟日報」(佐渡版)に昭和42年1月~45年8月、「ものがたり佐渡の百年」「読ものがたり佐渡の百年」として断続的に連載) 「相川音頭全集」(音頭40編 昭和50・佐渡郷土研究会) 「順徳上皇」(伝記28枚 新潟県人物群像6 昭和64・新潟日報事業社出版部) 「佐渡の民謡」「佐渡百話」 「承久回顧佐渡百人一首 承久回顧佐渡百人一句」(短歌100首俳句100句 昭和52・佐渡郷土文化の会)
・山本仁「佐渡流人史」他佐渡関連本多数
・山本攝子「自画像」(詩33編 詩集 昭和59・北洋印刷)
・山本修巳(よしみ)「花麝香」(俳句319句 平成8・私家版) 「佐渡のうた」(詞華集700枚 昭和62・佐渡郷土文化の会) 「かくれた佐渡の史跡」
・結城信一「国仲騒動」(小説378枚 国仲騒動 昭和32・稲津昇平)
・横山健堂「溟北と葵園」
・与謝野晶子「与謝野晶子歌集」「大海の佐渡」
・与謝野寛「越佐游草」(短歌103首 第2次「明星」5巻4号 大正13・9月号) 「続越佐詠草」(短歌59首 「冬柏」5巻12号、昭和9・11月号)
・吉井勇「佐渡ヶ島」(紀行28枚 吉井勇全集8 昭和39・番町書房) 「吉井勇歌集(短歌1936首 昭和27・岩波文庫)」 「島の七日」
・吉野秀雄「吉野秀雄全集1・2」(昭和44・筑摩書房)
・吉村昭「石の微笑」(小説96枚 「文学界」昭和37年4月) 「破船」 「花渡る海」
・吉屋信子「幻の町々」(随筆2枚 吉屋信子全集11 昭和51・朝日新聞社) 「海の夢」
・吉田松陰「東北遊日記」(慶応4 [1868]刊)
・良寛「佐渡ケ島」(良寛(1758~1831))
・レゼ―・ドロワール「佐渡布教史」
・若林真「海を畏れる(小説300枚 昭和48・文藝春秋)」 「佐渡人の面影」(随筆5枚 「新潟日報」昭和48・1月1日)
・和久峻三「鬼太鼓は殺しのリズム」(小説768枚 昭和57・角川書店)
・渡辺喜八郎「歌集」(「二年の島の勤務を今日終へて引継ぐ官舎ねもごろに拭く」 短歌集 「月間にいがた」昭和23・12月号~平成7・1月号「砂丘」昭和23・12月号~平成7・1月号)・渡辺京三「北一輝」

・作者不詳
 
 「宇治拾遺物語」(「佐渡國に金有る事」)
 「今昔物語」※この本の研究者に佐渡出身で、高名な長野嘗一が居る。
 「太平記・阿新殿の事」
 「檀風」(宝生流謡曲)

★佐渡にゆかりの作家、評論家、詩人、写真家 etc

・青野季吉
 (文芸評論家、芸術院会員。沢根の廻船問屋兼酒造業「青野屋」で生まれる)
・青野聰
 (芥川作家 青野季吉の息子、佐渡を描いた随筆が多い)
・安達いくや(真野出身の俳人)
・石川忍
・磯部欣三
・稲辺小二郎(佐和田の人 「一輝と昤吉」)
・臼杵千恵子(作家 「冬の花園」)
・内田ユキオ(写真家 岩首出身 「ライカとモノクロの日々」「いつもカメラが」等)
・鵜野俊(北鵜島出身の作家 『灯台』等)
・江崎真佐子(真野新町出身の随筆家。前夫はノーベル賞受賞者江崎玲於奈)
・小川一灯(相川出身の俳人)
・風間茂子(畑野出身の随筆家 「なるほど家事の面白ブック」等、夫は妹尾河童)
・梶井照陰(写真家 「NAMI」で第1回フォイル・アワードを受賞父の故郷、鷲崎の観音寺住職。)
・金子のぼる(真野の人 俳人)
・金子不泣(畑野の人 俳人)
・北一輝(両津湊の人、革命家 著作に『中国革命外史』『日本改造法案大綱』)
・北昤吉(一輝の弟で哲学者・政治家  著作多し)
・倉本聰(新穂ゆかりのシナリオライター)
・近藤馨(相川出身の作家 「慶安の佐渡早春譜」「海の果て」「水金心中」)
・近藤福雄(写真家)
・酒井傳六(評論家 「エジプト学夜話」「古代エジプトの謎」等)
・佐々木烈
・佐藤利夫(佐渡郷土史本多数)
・佐藤春雄
・須田中夫
・高野喜久雄(日本を代表する詩人。「乖離」「独楽」「存在」「闇を闇として」「高野喜久雄詩集」「出会うため」他。
・高橋信一
・竹内洋(「立志・苦学・出世」(両津高校時代のエピソードも出る)、「日本人の出世観」、「競争の社会学 学歴と昇進」、「複眼サラリーマン学」、「選抜社会 試験・昇進をめぐる〈加熱〉と〈冷却〉」等多数。)
・立岩真也(「人間の条件 そんなものない」、「私的所有論」、「弱くある自由へ」、「自由の平等」、「希望について」、「良い死」、「唯の生」他多数。)
・田中圭一(「島の自叙伝」他佐渡郷土史本多数)
・田中志津(相川で育った作家 「遠い海なりの町」「佐渡金山の町の人々」「佐渡金山を彩った人々」)
・塚原天南星(小木出身の俳人)
・土田杏村(新穂出身の哲学者 「思想・人物・時代」、「思想讀本」他多数。)
・土屋守(両津湊出身の世界的なウイスキーライター、「モルトウイスキー大全」等関係本多数)
・長島有(新穂ゆかりの芥川賞作家 「佐渡の三人」「戒名」「スリーナインで大往生」)
・中川芳郎(畑野出身の作家 「孤島」「蜜月旅行」「島の光」(芥川賞最終候補作品))
・羽柴雪彦(羽茂出身の俳人 小説家)
・浜口一夫
・濱本千寿(作家 「わたしの波」)
・林不忘(赤泊生まれの作家「丹下左膳」、別名は谷譲次、牧逸馬)
・林辰彦(相川出身の文筆家 「実録・井植学校」、「日本とアラブ」等)
・広橋求堂(小木出身の文筆家 「佐渡の流人」)
・藤川忠治(羽茂出身の歌人「歌と評論」主宰)
・舟崎克彦(よしひこ) (真野金丸ゆかりの作家 「トンカチと花将軍」「ぽっぺん先生」、「ピカソ君の探偵ノート」シリーズ、「月光のコパン」等多数)
  ※祖父は金丸出身の実業家・政治家の舟崎由之、その弟(大叔父)は実業家・政治家(県議・相川町長)松栄俊三
・穂積純太郎(相川出身の作家 「赤胴鈴の助」等の脚色・シナリオ)
・本間嘉晴
・本間五丈原(新穂出身の詩人)
・本間庄右衛門
・本間雅彦(「牛の来た道」他佐渡関係本多数)
・本間真珠(新穂出身の文学者 「微笑」「香華」他)
・本間ルミ子(新穂出身のチーズ業界のカリスマ、「チーズの選び方・楽しみ方」他チーズ本各種)
・松田昭三(新穂出身の作家・シナリオライター 「入り江の村にて」「門出前」「潟へ」「菫」「虱」「庭木」)
・三浦綾子(真野金丸縁の作家 「氷点」「道ありき」等。「嵐吹く時も」は金丸出身の祖父母の人生を描いた作品 ) 
・守屋ミサ(「従軍看護婦の見た病院船・ヒロシマ」)
・山田泣菫(「青芝」)
・山本修巳(よしみ 真野出身の郷土史家「花麝香」「佐渡のうた」「かくれた佐渡の史跡」)
・山本修之助(真野新町出身の郷土史家 「海濱秘唱」「佐渡百人一首」「佐渡百人一句」「海見ゆる坂」「冬の虹」)
・山本攝子(真野出身の文筆家 「自画像」)
・吉屋信子(相川出身の作家 「徳川の夫人たち」「女人平家」等 )
・若林真(両津出身の文筆家 「海を畏れる」)
・渡辺淳一(祖母が小木出身の小説家 「リラ冷え伝説」「私の履歴書」に佐渡との縁を詳述)
・ワット隆子(両津馬首出身の社会運動家 「けっしてあきらめないで-ガンと生きる」「がん患者に送る87の勇気」「がん患者の憧れ」「がんからの出発」「乳がん患者に贈る 愛と勇気の玉手箱」「ワットさんのALS物語」

★佐渡関連作品★

・小林多喜二「不在地主」(両津夷出身の磯野進がモデル)
・中里介山「大菩薩峠」(机竜之介のモデルは北一輝)
・林不忘「丹下佐膳」(北一輝がモデル)
・藤井美好「佐渡小吟」(斎藤茂吉の佐渡の足跡を追う)

※上記人名についての詳細は→「佐渡人名録」











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Author:渡辺和弘
・佐渡市両津夷在住
・両津高校-同志社大
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